DATE: CATEGORY:小説
うん…何で私は走ってるのかな?



な「あの!!フェイトさん!!」



フェ「何かな?お嬢さん」



な「何で追われてるんですか!?」



フェ「あぁ、それは…」



ードォォォン!!!



フェイトさんの声を大きな爆発音がかき消した。



な「ひぃぃぃ!!」



うん…私そろそろ泣くよ?



フェ「とりあえず…ここを無事にきり向けられたら話すよ」



な「ひゃい!!」



「逃がすか!!!時の番人フェイト!!!」



番人?何のことだろ…?



「大人しくハート城まで来い!!女王陛下がお待ちだ!!!」



な「えっ!?女王陛下!?」



それって…はやてちゃんがさっき言ってた…



フェ「ッ!!なのは!!後ろ!!」



な「へ?」



私が後ろを振り返ると振り下ろされた剣がすぐ側に迫っていた。



ヤバッ!!殺される!!



ぎゅっと目を閉じて襲ってくるだろう痛みを待ち構えていた。



けど、一向に痛みなんてやってこない。



恐る恐る目を開けると、兵隊らしき人が剣を振りかざした状態で止まっていた。



フェ「間に合った…」



コツコツと響く足音に目をやると、フェイトさんが真っ黒な杖を持って立っていた。



な「フェイトさん…?」



フェ「怪我は無いかい?」



な「あ…はい…」



ふわっと抱き上げられた私は近すぎるフェイトさんの綺麗なお顔+背景にバラの花(バラの花はなのはさんの妄想です)にドキドキしていた。



フェ「そうか…それはよかった…」



ーズギューン!!!



私のハートはフェイトさんの笑顔に崩壊した。



フェイトさん…私…



あなたにフォーリンラヴ!!!!



ってこんな事してる場合じゃない!!



な「この兵士さんは止まってるんですか…?」



あのまま固まって動かない兵士達を見て尋ねた。



フェ「あぁ…今、この周辺の時を止めたんだ…」



な「時?時間ってこと?」



フェ「そう…けど、なのはだけはどうして動けるんだろ…?」



な「あ、多分私がこの世界の人間じゃないからだと思う」



フェ「異世界の住民!?」



な「うん…」



フェイトさんは驚いたようにまじまじと私を眺めた。



フェ「そうか…この世界の魔法は異世界の住民にはきかないんだ…」



な「でも時を止める魔法があるなんて…」



フェ「なのははクロノスって聞いたことある?」



な「えっ?お伽話でなら…時の番人でしょ?」



フェ「うん…隠しても無駄だと思うから言うけど…私は帽子屋とは仮の姿で本当は時を番人…クロノスなんだ…」



な「へぇ〜…えぇっ!?フェイトさんがクロノス!!!?」



衝撃の新事実に全く頭が付いていけない私はひたすらパニクるのであった。



続く






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DATE: CATEGORY:小説
こんにちは…着地に失敗したなのはです。



は「あらら…ごめんな、なのはちゃん」



な「うん…だいじょうぶ…ってはやてちゃん!!人間になれるの!?」



さっきまでウサギだったはやてちゃんがウサ耳の生えた女性に変わっていた。



は「あぁ、私はどっちにもなれるねん。それより着いたで」



な「えっ!?」



バッと起き上がって辺りを見回すと、見たことの無い城や、森、建物が私の目に飛び込んできた。



は「ようこそ、私たちの世界…ワンダーランドへ」



はやてちゃんがお辞儀をしながら高らかに言った。



な「ワンダーランド…?」



は「せや…ここはハートの女王様が治める国…ワンダーランド。まぁ、魔法の国と言った方が早いかな?」



な「魔法!?」



は「この世界は皆魔法を使って生活してるんや」



はやてちゃんが手をかざすとポゥッと七色に輝く石が現れた。



は「この石はジュエルシード…魔法の源みたいなモンや。これをなのはちゃんにあげるわ」



ポイッと投げ出されたそれを両手で掴むとぎゅっと握り締めた。



な「じゃあこれがあれば私にも魔法が使えるの!?」



は「いや、魔法を使うにはその石の他に自分専用の杖が必要やねん」



な「杖?」



は「うん、形状は人それぞれやねんけどな。私のはこの時計や」



な「そうなんだ…どこに行けば手に入るの?」



は「う〜ん…あ、そういえばこの先の森の奥にまだ誰も手に入れてない杖が眠ってるって聞いたことあるで〜」



な「この森…?」



はやてちゃんの指す方向には…



いかにも怪しげな森がどこまでも続いていた。



な「う…でも魔法のためだ!!行こう!!はやてちゃん!!」



は「あ、ごめん。私は一緒に行けへんねん」



ズッコケ!!




な「えっ!?何で!?」



は「女王陛下の呼び出しや。すぐに行かな首をはねられてしまうからなぁ…」



な「く、首を!?」



何て恐ろしい女王様…



は「ほんなら私は行くなぁ〜。あんまり無茶したらあかんよ〜。困ったことがあったらこの先のハート城においでな〜」



な「うん!!ありがとう〜」



はやてちゃんに別れを告げた私は杖を手に入れる為、意気揚々と森の中を進んでいった。




ーギャアギャア!!



な「早くも帰りたいです…」



薄暗い森の中はまるでお化けでも出るかのような雰囲気だ…。



な「お、お化けなんかで、出ないよね!!」



そう自分に言い聞かせる。



ーガサッ!!



な「ぎゃぁぁ!!お化けぇぇ!!」



うん…言い聞かせても怖いものは怖いです。



私はその場にしゃがみこんでガクガクと震えていた。



「いや…こんな昼間からお化けなんて出ないよ」



な「ふぇ?」



静かに聞こえた声にゆっくりと顔を上げるとそこには…



な!?めっちゃ美人さん!!



真っ黒な帽子を被り、真っ黒な杖を持った金髪美人がいた。



な「え!?お、お化けじゃない!?」



「当たり前でしょ?まだ死にたくないし…」



困ったように頭を抱えてるその人の顔をジーッと眺める。



「で、君はここで何してるの?」



な「えぇ!?あ、えっと…!!」



急に話しかけられたので、戸惑ってしまった。



な「あ、この森の奥にある杖を取りに着たんです」



「へぇ…あの杖をねぇ…」



な「ご存知なんですか!?」


「あぁ…この森は私の隠れ家だからね…」



な「へぇ…あ、私なのはといいます!!あなたのお名前は?」



「…フェイト…帽子屋のフェイトだ…」



な「フェイトさん…素敵なお名前ですね!!」



ニコッと笑いかけるとフェイトさんは苦笑しながら答えた。



フェ「ありがとう…名前を褒められたのは初めてだよ…」



な「え…?」



どういう意味?っと聞こうとした私の耳に入ってきたのは、ドォォォン!!という大きな爆発音だった。



な「何!?」



フェ「しまった…もう追ってきたのか…」



フェイトさんは静かにそう呟いた…。



続く







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DATE: CATEGORY:小説

ねぇ…異世界って本当にあると思う?



私は信じない…



そう…あの頃は信じてなかった…



あの…忘れられないひとときが起こるまでは…




nanoha in Wonderland〜夢のようなひととき〜






な「うぅ〜…退屈だなぁ〜…」



ゴロンと横になって呟く。



私の名前はなのは。退屈な毎日を送っている19歳の女の子…。



それだけ…



な「はぁ…私…何してんだろ…」



誰に向けてでもないぼやきをこぼしてひょいと起き上がる。



「そんなに退屈?なら…私の世界においでや…」



な「誰!?」



どこからか聞こえた声にキョロキョロと辺りを見回す。



「こっちこっち」



な「えっ!?えぇぇっ!?」



私が振り向くとそこにいたのは…



な「う、ウサギ?」



「せや、かわええウサギさんや」



可愛いかは別として…



何でウサギが喋ってるの!?



「そんな気にせんでえぇやん〜」



な「いやいや!!凄く気になるから!!」



「それはえぇんやけど…耳引っ張るのは止めてもらえへん?」



な「あ!!ごめんなさい!!」



いけないいつの間にかウサギさんの耳を引っ張っていたみたいだ。



な「で…あなたの名前は?」



は「ん?私か?私ははやてや!!ハートの女王様に仕えるかわえぇ時計ウサギさんや」



な「私はなのは」



は「なのはちゃんやね。じゃあ、早速行こか?」



な「ちょっと待って!!行くってどこに!?」



は「ん?聞いてなかったんか?私の世界にや」



はやてちゃんは徐に時計を取り出した。



な「私の世界って!?はやてちゃんはどこから来たの!?」



は「まぁ、詳しいことは向こう着いたら離すさかい!!ほな行くで!!」



はやてちゃんが時計の針を回すと凄い風と共に黒い穴が現れた。



な「ちょっと待って!!私行くなんて言ってない!!」



は「今更何言うとんねん〜退屈な日常に飽き飽きしてんねんやろ?」



な「それは…」



確かにそうだ…



けど…私は飛び出すことを恐れていた。



は「大丈夫!!なのはちゃん!!退屈から飛び出してまえ!!」



な「ッ!!うん!!」



私ははやてちゃんの手をぎゅっと握って黒い穴目掛けて飛び込んだ。



こうして始まる少し奇妙な私の大冒険は…



は「あぁ…言い忘れてたんやけど…これ着地制御出来へんから…ぶつからんように頑張ってな♪」



な「はぁぁぁっ!?」



何とか始まったのであった。



続く
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DATE: CATEGORY:リリカルなのは
どうも☆キラッ★(オイ)


いきなりなんですが、パロディ書いちゃいます☆


というかぶっちゃけ帽子屋フェイトが書きたかっただけ…



よろしくで〜す☆★





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DATE: CATEGORY:小説
あなたは海…私は空…




は「本日をもって機動六課は解散します」



はやてちゃんの部隊長最後の言葉でこの部隊は幕を閉じた。



荷物の整理も終わりそれぞれ元の部隊に戻る人もいれば新しい部隊に旅立つ者もいる…。



な「長いようで…短かったな…」



私は隊舎の自室で最後の点検をしていた。



ガランとした部屋はまるで世界に私だけしか居ないようで…



な「少し…寂しいかな…」



寂しさを消し去るようにぼすんとベットに倒れこんだ…。



な「この部屋ともお別れか〜…」



ぐるりと辺りを見回す。



な「また離れ離れか…」



そう思うと何だか泣けてきた。



ーシュン…



フェ「あれ?なのは?」



声のする方に視線を向けると黒い執務官の制服を着たフェイトちゃんの姿…。



な「もう着替えたの?」



フェ「うん…何だか着てたら名残惜しくなっちゃうから」



な「そっか…」



その黒の制服は私が着ることが出来なくて…



あぁ…もうフェイトちゃんとは別の道なんだという現実が重くのしかかった。



フェ「なのはは忘れ物?」



な「ううん…何だか寂しくなって…」



フェ「そっか…」



な「フェイトちゃんは?」



フェ「実は私もなのはと同じ理由」



クスッと笑うフェイトちゃんは何だか可愛かった。



な「ねぇ…フェイトちゃん」



フェ「なぁに?」



な「なのはのお願い聞いてくれるかな?」



フェ「お願い?」



フェイトちゃんは不思議そうに首を傾げた。



な「私と…今から海を見に行って欲しいんだ」



フェイトちゃんは驚いた表情を見せたが、すぐに微笑んで



フェ「いいよ」



と言ってくれた。



は「そういうことならお安い御用や」



な「ゴメンね…」



は「気にせんでえぇよ」



な「ありがとう、ヴィヴィオいい子でお留守番しててね?」



ヴィ「うん、いってらっしゃい」



私はヴィヴィオをはやてちゃんにあずけて駐車場に急いだ。



な「ゴメンね遅くなって」



フェ「じゃあ、出掛けようか」



フェイトちゃんの車に乗り込んで海へと向かった。



車の中では二人とも無言で、エンジンの音だけが響いていた。







しばらくして海に着いた私たちは、海辺をゆっくりと歩いていた。




な「もう、機動六課も終わりなんだね〜」



フェ「なのはは…寂しい?」



な「うん…寂しいよ…」



フェ「どうして?」



な「仕方が無いことだとは思うんだけど…みんなが離れ離れになるのは寂しいよ」



私は拳をぎゅっと握った。



フェ「うん…」



な「けど…一番寂しいのは…」



フェ「ん?」



な「フェイトちゃんとまた離れ離れになることかな…」



フェ「え?」



な「教導官と執務官…ずっと一緒にはいられないって頭の中では分かってたつもりだったのに…!!いざ別れとなるとやっぱり辛くて…!!」



ボロボロと涙が溢れて止まらなかった。



フェ「なの…」



な「私…おかしいよね…?もう会えないわけじゃないのに…!電話でだって話せるのに…!」



フェ「ッ…」



な「けど、明日から私の隣にフェイトちゃんがいないんだって考えたら…!!」



フェ「うん…うん…」



フェイトちゃんは私をぎゅっと抱きしめてくれた。



な「辛くて…涙が…」



フェ「もういいよ…大丈夫…私はここに居るから…」



な「うん…」



フェ「なのはの側にいるから…」



そうだ…この安心感…



な「フェイトちゃんまるでこの海みたい…」



フェ「海?」



な「私を優しく包んでくれるところとか」



フェ「じゃあ、なのははこの青い空だよ!!」



な「空?」



上を見上げると眩しいくらいの青空が広がっていた。



フェ「なのは…見てごらん」



私はフェイトちゃんが指す方向へと目を向けた。



な「空と海が…」



フェ「ね?繋がってるでしょ?」



海の青と空の青が混ざり合って1つになっていた。



な「ホントだ…」



フェ「寂しくなったら…名前を呼んで?」



な「え?」



フェ「あの時の約束覚えてる?」



それは10年前に交わした約束。



な「当たり前だよ」



フェ「名前を呼んでくれたらすぐに駆けつけるから…」



な「調査中でも?」



フェ「う…」



な「次元航海中でも?」



フェ「うぅ…」



ふぇいとちゃんがどんどん小さくなる…。



な「にゃはは!!冗談だよ!!」



フェ「あはは!!なのはの意地悪〜」



私たちは二人で笑いあった。



フェ「そろそろ戻ろうか?」



そう言ってフェイトちゃんは私に手を差し伸べた。



な「うん!!」



私はそれに答えながらその手をぎゅっと握り返す。










会いたくなったら名前を呼ぶよ…。





この空と海はずっと繋がってるから…。





また一緒に来てくれるかな?





この海と…





あなたに会いたいから…。



FIN



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