ねぇ…異世界って本当にあると思う?
私は信じない…
そう…あの頃は信じてなかった…
あの…忘れられないひとときが起こるまでは…
nanoha in Wonderland〜夢のようなひととき〜
な「うぅ〜…退屈だなぁ〜…」
ゴロンと横になって呟く。
私の名前はなのは。退屈な毎日を送っている19歳の女の子…。
それだけ…
な「はぁ…私…何してんだろ…」
誰に向けてでもないぼやきをこぼしてひょいと起き上がる。
「そんなに退屈?なら…私の世界においでや…」
な「誰!?」
どこからか聞こえた声にキョロキョロと辺りを見回す。
「こっちこっち」
な「えっ!?えぇぇっ!?」
私が振り向くとそこにいたのは…
な「う、ウサギ?」
「せや、かわええウサギさんや」
可愛いかは別として…
何でウサギが喋ってるの!?
「そんな気にせんでえぇやん〜」
な「いやいや!!凄く気になるから!!」
「それはえぇんやけど…耳引っ張るのは止めてもらえへん?」
な「あ!!ごめんなさい!!」
いけないいつの間にかウサギさんの耳を引っ張っていたみたいだ。
な「で…あなたの名前は?」
は「ん?私か?私ははやてや!!ハートの女王様に仕えるかわえぇ時計ウサギさんや」
な「私はなのは」
は「なのはちゃんやね。じゃあ、早速行こか?」
な「ちょっと待って!!行くってどこに!?」
は「ん?聞いてなかったんか?私の世界にや」
はやてちゃんは徐に時計を取り出した。
な「私の世界って!?はやてちゃんはどこから来たの!?」
は「まぁ、詳しいことは向こう着いたら離すさかい!!ほな行くで!!」
はやてちゃんが時計の針を回すと凄い風と共に黒い穴が現れた。
な「ちょっと待って!!私行くなんて言ってない!!」
は「今更何言うとんねん〜退屈な日常に飽き飽きしてんねんやろ?」
な「それは…」
確かにそうだ…
けど…私は飛び出すことを恐れていた。
は「大丈夫!!なのはちゃん!!退屈から飛び出してまえ!!」
な「ッ!!うん!!」
私ははやてちゃんの手をぎゅっと握って黒い穴目掛けて飛び込んだ。
こうして始まる少し奇妙な私の大冒険は…
は「あぁ…言い忘れてたんやけど…これ着地制御出来へんから…ぶつからんように頑張ってな♪」
な「はぁぁぁっ!?」
何とか始まったのであった。
続く
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